ストラクチャー・プロセス・アウトカム評価
事業を、体制(ストラクチャー)・実施の過程(プロセス)・成果(アウトカム)の観点から評価する枠組み。保健事業ではアウトプット(実施量)も加えて整理する。
ストラクチャー・プロセス・アウトカム評価は、ドナベディアンが1966年に医療の質の評価の枠組みとして示したもので、保健事業の評価にも広く用いられます。
ストラクチャー評価は、事業を行うための体制・資源の評価です(人員・予算・施設・関係機関との連携の仕組みなど)。プロセス評価は、実施の過程の評価です(計画どおりに実施できたか、参加者の反応・満足度、中断者の数、周知の方法など)。アウトカム評価は、事業の成果の評価です(参加者の知識・行動の変化、検査値の改善、健康状態の変化など)。保健事業では、実施した量(参加者数・実施回数)を示すアウトプット評価を加えて整理することが多く、アウトプットは、成果ではなく実施量を示す点がアウトカムと異なります。
国試では、評価指標がどの評価にあたるかを選ぶ問題が頻出です。「対象者の状態の変化」はアウトカム、「連携会議を開いた回数」はプロセスやストラクチャー、「参加者数」はアウトプット、というように、何を測っているかで区別します。