食中毒の分類(細菌性・ウイルス性など)
食中毒は原因により、細菌性(感染型・毒素型・生体内毒素型)、ウイルス性、寄生虫、自然毒、化学物質などに分類される。潜伏期間が原因の推定の手がかりになる。
食中毒は、原因によって、細菌性(感染型・毒素型・生体内毒素型)、ウイルス性(ノロウイルスなど)、寄生虫(アニサキスなど)、自然毒(フグ・毒キノコなど)、化学物質に分類されます。
細菌性は、感染型(食べた菌が、腸管で増えて発症:サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター)、毒素型(食品中で増えた菌が作った毒素で発症:黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌)、生体内毒素型(腸管で増える際に毒素を産生:腸管出血性大腸菌、ウェルシュ菌)に分けられます。黄色ブドウ球菌の毒素(エンテロトキシン)は、熱に強く、食べる直前に加熱しても防げません。
潜伏期間は、原因の推定の手がかりで、黄色ブドウ球菌(1〜5時間)、ウェルシュ菌(6〜18時間)、腸炎ビブリオ(12時間前後)、サルモネラ(6〜72時間)、カンピロバクター(2〜5日)、腸管出血性大腸菌(3〜5日)、ノロウイルス(24〜48時間)が目安です。食中毒の患者を診断した医師は、食品衛生法により、直ちに最寄りの保健所長に届け出ます。保健所は、調査・指導・営業停止などを行います。