国民医療費・診療報酬

国民医療費は傷病の治療に要した費用の推計。診療報酬は全国一律の点数表に基づいて決まり、審査支払機関を通じて、保険医療機関に支払われる。

国民医療費は、厚生労働省が毎年度推計する、傷病の治療に要した費用です。対象は、保険診療の対象となる、傷病の治療費で、正常な妊娠・分娩の費用、健康の維持・増進を目的とした健康診断や予防接種の費用、固定した身体障害のための義肢などの費用、介護保険の給付費は含みません。傷病分類別では、循環器系の疾患が最も多く、年齢階級別では、65歳以上が約6割を占めます。

診療報酬は、保険医療機関が、保険診療を行ったときに受け取る報酬で、診療行為ごとの点数(1点10円)が定められた、全国一律の点数表(診療報酬点数表)により決まります。加入する保険の種類で、点数は変わりません。診療報酬は、原則2年に1度改定されます。支払いの流れは、患者が、一部負担金(自己負担)を医療機関に支払い、残りを、医療機関が、審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金・国民健康保険団体連合会)に請求し、審査を経て、保険者から支払われます。

日本の医療制度の特徴は、国民皆保険、フリーアクセス(患者が、自由に、医療機関を選べる)、全国一律の診療報酬、出来高払いが中心であることです。国試では、国民医療費に含まれるもの・含まれないもの、診療報酬の請求の流れが問われます。

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