潜在性結核感染症(LTBI)
結核菌に感染しているが、発病していない状態。感染性はなく、発病を予防するために、抗結核薬を内服する。
潜在性結核感染症(LTBI)は、結核菌に感染しているが、発病(症状・画像の異常・菌の排出)はしていない状態です。他の人にうつす感染性はありません。接触者健康診断で、IGRA陽性などにより、見つかることが多い状態です。
発病の予防のために、抗結核薬(イソニアジドを、6〜9か月が標準。リファンピシンを用いる方法もある)の内服が行われます。診断した医師は、感染症法に基づき、保健所に届け出ます。医療費は、感染症法の公費負担の対象になり、保健所の保健師による、服薬の確認(DOTS)の支援を受けます。結核患者と同様に、治療の完遂が重要です。
国試では、LTBIの説明が頻出です。感染性はない(家族がN95マスクを着ける必要はない)、BCG接種は不要(すでに感染している人には効果がない)、標準の治療期間は6〜9か月(12か月ではない)、発生届の提出が必要、公費負担とDOTSの対象、といった点を、選択肢の正誤で判断します。