DOTS(直接服薬確認療法)
結核の治療の中断を防ぐため、患者が薬を飲むところを、医療者などが直接確認して、治療を完遂させる支援の方法。
DOTS(直接服薬確認療法)は、結核の治療を、確実に、最後まで完遂させるために、患者が、薬を服用することを、医療従事者などが直接確認する支援の方法です。治療の中断による、再発・薬剤耐性菌の出現・感染の拡大を防ぎます。日本では、「日本版21世紀型DOTS戦略」として、全国に広げられました。
入院中は、病院での院内DOTS、退院後や外来治療中は、保健所を中心とした、地域DOTSが、行われます。方法は、外来DOTS(受診時に、保健師などが服薬を確認)、薬局DOTS、訪問DOTS、連絡確認DOTS(電話などで確認)などで、患者の状況に応じて選びます。服薬確認の頻度は、中断のリスクに応じて、リスクが高い順に、毎日、週1〜2回、月1〜2回、などの区分で決めます。
全結核患者と、潜在性結核感染症の人が、DOTSの対象です。保健所は、DOTSカンファレンスで、患者の状況を、関係者と検討して、支援の方法を決めます。国試では、服薬確認の頻度の決め方(中断のリスク)、対象(全結核患者・潜在性結核感染症)、支援を担う関係者(訪問介護員・薬剤師・施設など)が、問われます。