行動変容ステージモデル(トランスセオレティカルモデル)
行動の変化を、無関心期・関心期・準備期・実行期・維持期の5つの段階で捉え、段階に合った働きかけを行う考え方。
行動変容ステージモデル(トランスセオレティカルモデル)は、プロチャスカとディクレメンテらが、禁煙の研究をもとに提唱したモデルです。行動が変わる過程を、次の5つのステージで捉えます。
無関心期(6か月以内に行動を変える気がない)、関心期(6か月以内に変えようと考えている)、準備期(1か月以内に始めようとしている)、実行期(行動を始めて6か月未満)、維持期(行動を始めて6か月以上続いている)。
ステージごとに有効な働きかけが異なります。無関心期には情報提供や意識の高揚、関心期にはメリット・デメリットの整理、準備期には具体的な計画づくり、実行期には刺激のコントロールや強化マネジメント、維持期には再発の予防が中心です。ステージの進み方は一方向とは限らず、後戻りすることもあります。
国試では、事例の発言からステージを判断する問題と、そのステージに合う保健師の声かけを選ぶ問題が、特定保健指導や禁煙支援の場面で繰り返し出題されます。