ヘルスビリーフモデル(健康信念モデル)

人が健康行動をとるかどうかは、病気の脅威の認識と、行動の利益・障害の認識によって決まると考える、保健行動の説明モデル。

ヘルスビリーフモデルは、1950年代にアメリカ公衆衛生局のホックバウムやローゼンストックらが、検診の受診行動を説明するために提唱し、のちにベッカーらが発展させた保健行動のモデルです。

主な要素は次の4つです。①認知された罹患性(自分がその病気にかかる可能性があるという認識)、②認知された重大性(かかった場合の影響の大きさ)、③認知された利益(行動をとることの効果)、④認知された障害(行動をとることの妨げ。費用・時間・不安など)。これらに加え、行動のきっかけ(手がかり)や自己効力感も、行動に影響するとされます。

国試では、事例の発言から、どの要素が不足しているかを読み取る問題が出ます。例えば「自覚症状がないから大丈夫」は罹患性や重大性の認識が低い状態、「時間がなくて受診できない」は障害の認識が高い状態です。不足している要素に働きかけるのが、保健指導の基本になります。

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