陽性反応的中度(陽性的中率)

検査で陽性と判定された人のうち、実際に疾患のある人の割合。有病率が低いほど低くなる。

陽性反応的中度は、検査で陽性と判定された人のうち、実際に疾患のある人の割合です。陽性反応的中度=真陽性÷(真陽性+偽陽性)で求めます。例えば、精密検査が必要と判定された500人のうち、がんと診断された人が10人なら、10÷500=2.0%です。

感度(疾患のある人のうち、陽性と判定される割合)と、特異度(疾患のない人のうち、陰性と判定される割合)は、検査自体の性能で、有病率に影響されません。一方、陽性反応的中度は、有病率が低い集団では、同じ検査でも、低くなり(陽性でも偽陽性が多い)、陰性反応的中度は、有病率が低いほど高くなります。

検査の基準値(カットオフ値)を変えると、感度と特異度は、一方を上げると、他方が下がる関係(トレードオフ)にあります。基準値を下げて陽性を広げると、感度が上がり、偽陰性は減りますが、特異度は下がり、偽陽性が増えます。国試では、計算(分母の取り方)と、有病率の違いによる、指標の変化が問われます。分母が、「陽性者」か、「疾患のある人」かで、的中度と感度を区別します。

この用語が問われた過去問

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