アウトブレイク・エピデミック・パンデミック
流行の範囲による用語。アウトブレイクは限られた場所・集団での集団発生、エピデミックは地域・国での流行、パンデミックは世界的な大流行、エンデミックは特定の地域での常在的な発生。
感染症の流行の範囲や、状態を表す用語は、国試で、区別が問われます。
アウトブレイク(集団発生)は、特定の限られた場所や集団(施設・学校・病院・事業所など)で、通常予測される以上の頻度で、感染症が短期間に集中して発生することです。例として、高齢者施設での、感染性胃腸炎の集団発生があります。エピデミック(流行)は、地域や国など、より広い範囲で、通常より多くの患者が発生することです。パンデミック(世界的大流行)は、感染症が、複数の大陸・世界中に広がる状態です。エンデミック(地域流行・常在)は、特定の地域に、一定の頻度で、常に存在している状態です。
また、WHOは、国際的な公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を、国際保健規則に基づいて宣言します。新型コロナウイルス感染症では、2020年1月30日に宣言されました。施設内で、アウトブレイクが疑われるときは、早期の探知、患者の隔離・消毒、保健所への報告、感染経路の調査が、基本です。