母子健康手帳

母子保健法に基づき、妊娠の届出をした者に市町村が交付する手帳。妊娠・出産・乳幼児期の健康状態や保健指導の記録を一冊で管理できる。

母子健康手帳は、母子保健法第16条に基づき、妊娠の届出をした者に対して市町村が交付する手帳です。妊娠中の経過、出産の状態、産後の母体の経過、乳幼児期の発育・発達、予防接種の記録などを、妊娠から就学前まで一貫して記録できる点が特徴です。

日本独自の制度として知られ、医療機関や保健機関を受診するたびに記録を持ち寄ることで、異なる機関であっても経過を継続的に把握できる仕組みになっています。また、保護者自身が記入する育児記録欄や、乳幼児身体発育曲線、保健・育児に関する情報も掲載されており、保護者への保健教育の媒体としての役割も担っています。

近年は電子化・アプリ連携の動きもありますが、紙媒体の母子健康手帳の交付・活用は引き続き市町村の母子保健事業の基本となっています。妊娠届出時の面接は、特定妊婦の把握やハイリスク妊婦への早期支援のきっかけとしても重要視されています。

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