第108回 保健師国家試験 午前問6(その他)過去問と解説
Aさん(50歳、男性)は市の集団健康診査で空腹時血糖が140mg/dL、ヘモグロビンA1c{HbA1c}が6.8%であったことから、健康診査の結果相談会に来所した。保健師が話を聞くと、健康診査のときに医師から受診を勧められたものの、Aさんは「自覚症状がないから大丈夫」といい、まだ受診していなかった。保健師はAさんに、このまま放置した場合の身体への影響を科学的な根拠に基づいて説明した。 保健師の働きかけは、ヘルスビリーフモデルの主要な概念のどれか。
- 予防的行動に対する障害の認識
- 予防的行動の有益性の認識
- 疾病の重大性の認識
- 疾病の罹患性の認識
解説
ヘルスビリーフモデルでは、疾病の罹患性の認識、疾病の重大性の認識、予防的行動の有益性の認識、予防的行動に対する障害の認識という4つの主要概念が行動変容に影響するとされています。放置した場合の身体への影響を科学的根拠に基づいて説明することは、疾患が重篤な結果をもたらしうることを伝える働きかけであり、疾病の重大性の認識を高めるものです。罹患性の認識は自分がその病気にかかる可能性の認識であり、本事例の説明内容とは異なります。