グループの発達段階
グループが、形成・混乱・規範・遂行・散会という段階を経て発展する過程。段階に応じて保健師の関わり方を変える。
グループの発達段階は、集団が立ち上がり、成熟し、終結するまでの過程を、段階に分けて捉える考え方です。タックマンの集団発達モデルがよく知られており、形成期・混乱期・規範期・遂行期・散会期の5つに整理されます。
形成期は、メンバーがお互いを知らず、不安や緊張がある時期、混乱期は、意見の違いや衝突が起こる時期、規範期は、ルールや役割が決まり、まとまりが生まれる時期、遂行期は、目標に向けて活動し、成果を出す時期、散会期は、目標の達成後などに、グループが終結する時期です。保健活動の現場では、準備期・開始期・作業期(活動期)・終結期という整理も用いられます。
開始期(形成期)の保健師の関わりは、一人ひとりを個別にとらえ、安心感を育てることです。作業期には、メンバーが目標に向けて活動できるよう後方から支援します。国試では、段階の特徴と、その時期に適した保健師の支援を結びつける問題が出ます。グループの中で、参加者どうしの交流が意欲を高める現象は、グループダイナミクスとして説明されます。