エンパワメント

個人・集団・地域が、自分たちの生活や健康を自らコントロールする力を高めていく過程。支援者が力を与えるのではなく、本来持つ力を引き出すことを重視する。

エンパワメントは、人々が自分の生活や健康に関わる決定に主体的に参加し、課題を解決する力を高めていく過程を指す概念です。アメリカのコミュニティ心理学者ラパポートらによって広まりました。「力を与える」のではなく、人々がもともと持っている力に気づき、発揮できるよう支える点が特徴です。

保健活動では、個人のエンパワメント(自己決定・自己効力感の向上)と、組織や地域のエンパワメント(住民組織の力が高まり、地域の課題を自分たちで解決できるようになる)に分けて考えます。後者はコミュニティ・エンパワメントと呼ばれ、保健師が地域組織を育てる活動の基本的な考え方です。

国試では、住民組織やグループへの支援場面で、保健師が答えを示すのではなく、話し合いを促し、住民が自分たちで決められるよう後方から支える対応が適切とされる問題で問われます。「保健師が決める・作る」型の選択肢は誤りになりやすいという目安が役立ちます。

この用語が問われた過去問

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