家族看護の理論(システム・発達・ストレス対処)

家族を看護の対象として捉えるための理論の総称。家族システム理論・家族発達理論・家族ストレス対処理論などがあり、事例に合う視点を選んで用いる。

家族看護では、家族を、個人の集まりではなく、1つのまとまりとして捉え、家族全体を支援の対象にします。国試で出題される代表的な理論は次の3つです。

家族システム理論は、家族を相互に影響し合うシステムとして捉えます。家族の1人に起きた変化が、他の家族員に影響し、その影響が元の家族員に返ってくる、という循環的因果関係が基本的な考え方です。家族発達理論は、結婚・出産・育児・子の独立・老後といった、家族のライフサイクルに伴う発達課題に注目します。家族ストレス対処理論(ヒルのABCXモデル、マッカバンらの二重ABCXモデルなど)は、家族が、ストレッサーに直面したとき、家族の資源とストレッサーの受け止め方によって、危機に至るかどうかが決まると考えます。

また、フリードマンは、家族機能として、情緒機能・社会化と地位付与の機能・生殖機能・経済機能・ヘルスケア機能の5つを示しました。国試では、事例の状況がどの理論の視点にあたるか、家庭内の事故の予防がどの機能にあたるか(ヘルスケア機能)を問う問題が出ます。

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