罹患率

一定期間に新たに疾病が発生した頻度を示す指標。人年(観察期間の合計)を分母とする人年法の罹患率(発生率)を指し、人口を分母に人口10万対で示すこともある。

罹患率は、一定期間内にある集団で新たに疾病が発生した頻度を表す指標です。人年法では「新たに発生した患者数 ÷ 観察人年」で求めます。人年とは、対象者ごとの観察期間(発症・脱落・転居・観察終了までの期間)をすべて合算したもので、観察期間が人によって異なる前向きコホート研究で広く使われます。単位は「1,000人年対」のように人年あたりで表し、単位時間あたりの発生の速さ(発生密度)を示します。\n\n公衆衛生の統計では、年間の新規患者数を人口(年央人口など)で割り、人口10万対で示すことも多くあります。分母のとり方の違いは、観察期間を固定して人数を分母にする「累積罹患率」との区別として、国試でも問われます。\n\n試験では、有病率との違い(罹患率は「新規発生」、有病率は「ある時点での有病者の割合」)を問う設問が頻出です。慢性疾患は罹患率が低くても罹病期間が長いため有病率が高くなる、という関係もあわせて理解しておくと得点につながります。

この用語が問われた過去問

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