累積罹患率
観察期間中に新たに疾病が発生した人の割合。「観察期間中の新規患者数 ÷ 観察開始時点の対象者数」で求め、その期間に発症する確率(リスク)を表す。
累積罹患率は、観察開始時点で疾病のない対象者のうち、一定の観察期間中に新たに発症した人の割合です。「観察期間中に新たに発生した患者数 ÷ 観察開始時点の対象者数」で算出し、分母は人数、値は0〜1(または%)で、単位時間あたりではなく「その期間に発症する確率(リスク)」を表します。このため、必ず「5年間の累積罹患率」のように観察期間を明記して用います。\n\n人年法の罹患率との違いが重要です。人年法の罹患率は分母に観察期間の合計(人年)をとり、発生の速さを表します。累積罹患率は観察期間をそろえた人数が分母で、リスクの大きさを表します。相対危険や寄与危険は、累積罹患率(リスク)どうしの比・差として定義されます。\n\n追跡中の脱落や、他の原因による死亡などで観察期間が人によって異なる場合は、累積罹患率を単純に計算するとかたよりが生じるため、人年法の罹患率が適しています。