ゲートキーパー
自殺の危険を示すサインに気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなぎ、見守る人。専門職に限らず、住民も担い手になる。
ゲートキーパーは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなぎ、見守る)を図ることができる人のことです。「命の門番」とも呼ばれ、医療・福祉の専門職だけでなく、民生委員・教職員・事業所の管理者・地域住民など、身近な人が担い手になります。
自殺対策基本法に基づく自殺総合対策大綱では、地域におけるゲートキーパーの養成が、重要な施策として位置づけられています。また、平成28年の自殺対策基本法の改正で、都道府県に加えて、市町村にも、自殺対策計画の策定が義務づけられました。
自殺の危険を評価する際は、自殺念慮・計画・手段の準備・過去の企図の有無を、率直に尋ねることが重要で、尋ねることで自殺を誘発することはないとされます。TALKの原則(Tell:心配していることを伝える、Ask:自殺について尋ねる、Listen:傾聴する、Keep safe:安全を確保する)が、よく紹介されます。国試では、自殺予防の取組みの事例で、緊急度の判断と、ゲートキーパーの役割が問われます。