年齢調整死亡率
年齢構成の違いの影響を取り除いて、集団間や年次間の死亡を比較できるように調整した死亡率。直接法と間接法がある。
年齢調整死亡率は、集団の年齢構成が異なる場合に、その影響を取り除いて、死亡率を比較するための指標です。年齢構成が高い地域は、粗死亡率が高くなりやすく、そのままでは、地域間の比較ができないため、調整が必要になります。
直接法は、観察集団の年齢階級別死亡率を、基準となる集団(基準人口・モデル人口)の年齢構成に当てはめて、期待死亡数を求め、基準人口の総数で割る方法です。必要な情報は、観察集団の年齢階級別死亡率と、基準集団の年齢階級別人口です。間接法は、基準集団の年齢階級別死亡率を、観察集団の年齢階級別人口に当てはめて、期待死亡数を求め、観察された死亡数を、期待死亡数で割る方法で、標準化死亡比(SMR)が得られます。必要な情報は、観察集団の総死亡数、観察集団の年齢階級別人口、基準集団の年齢階級別死亡率です。
人口が小さい市町村のように、年齢階級別の死亡数が、少なく不安定な場合は、間接法(SMR)が適しています。国試では、直接法と間接法で、必要な情報を、入れ替えた選択肢が並びます。観察集団の年齢別死亡率が必要か、年齢別人口が必要か、で区別します。