標準化死亡比(SMR)

観察集団の実際の死亡数が、基準集団の年齢階級別死亡率をもとに算出した期待死亡数の何倍かを示す指標。年齢構成の異なる集団間の比較に用いる。

標準化死亡比(SMR)は、観察集団で実際に生じた死亡数が、基準集団の年齢階級別死亡率を観察集団の年齢構成にあてはめて算出した期待死亡数と比べて何倍かを示す指標です。「実際の死亡数の合計 ÷ 期待死亡数の合計 × 100」で算出し、100を超えていれば基準集団より死亡状況が悪い、100未満であれば良いことを意味します。

年齢構成が異なる地域や集団どうしの死亡状況を比較する場合、単純な粗死亡率では高齢者の多い集団ほど死亡率が高く見えてしまい、正しい比較ができません。SMRは基準集団の年齢構成に合わせて期待値を計算する「間接法」による年齢調整の代表的な手法で、対象集団の人口規模が小さく年齢階級別死亡率が不安定になりやすい場合に特に有用です。

直接法で用いる年齢調整死亡率との違い(直接法は基準人口に実際の年齢階級別死亡率を当てはめる、間接法であるSMRは基準死亡率を対象集団の人口構成に当てはめる)もあわせて整理しておきましょう。

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