第110回 保健師国家試験 午前問13(精神保健)
3か月前に他部署から異動してきた新任管理者のA課長から「部下のBさんの様子が気になっています。先月のストレスチェックの結果はどうだったでしょうか」と保健師に連絡があった。 ラインによるケアを支援する保健師の対応で最も適切なのはどれか。
- 「Bさんに保健師と面談するように勧めてください」
- 「Bさんの職場での様子を詳しく聞かせてください」
- 「A課長の部署の集団分析結果を説明するので面談に来てください」
- 「Bさんに私が確認し了解があればストレスチェックの結果を説明します」
正答
「「Bさんの職場での様子を詳しく聞かせてください」」
解説
ラインによるケアを支援する保健師は、まず管理監督者からその部下の職場での様子を具体的に聞き取り、状況を把握することが求められます。ストレスチェックの個人結果は本人の同意なく上司に開示することはできず、個人の結果を確認せずに集団分析の説明や本人への面談の勧めだけを行うのは、管理者からの相談への対応として不十分です。「ラインによるケア」は、労働安全衛生法第70条の2に基づく厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(2006年)が示す4つのケア(セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケア)の1つです。