発災後2か月、仮設住宅の入居が始まっている。B保健センターには、県外の保健師…|第107回保健師国家試験 午前問46
発災後2か月、仮設住宅の入居が始まっている。B保健センターには、県外の保健師による派遣チームが入り、協働で災害支援活動を行っている。派遣チームの保健師は、B保健センターの職員から「被災した住民の話を聞いていると自分も気持ちが落ち込む」「仮設住宅に入居できない住民の苦情を聞くのがつらい」「住民のために活動したいが、自分は無力だと感じる」等の声を多く聞いた。 派遣チームの保健師が、B保健センターの職員への支援についてB保健センターの管理者に提案する内容で最も適切なのはどれか。
- 健康診断の実施
- 人事異動の提案
- 精神科の受診勧奨
- 職員同士で語り合う場の用意
解説
被災者支援に従事する職員が示す症状は代理受傷(二次受傷)や共感疲労の典型例です。このような支援者支援では、まず職員同士が体験や感情を安全に共有できる場(ディブリーフィングやピアサポートの場)を設けることが重要です。いきなり精神科受診を勧奨することは症状の重篤性を先取りしすぎており、人事異動や健康診断は根本的な心理的負担の軽減にはつながりにくい対応です。