ポピュレーションアプローチ
リスクの高低にかかわらず集団全体に働きかけ、集団全体のリスク要因の分布を望ましい方向にずらして、疾病の発生を減らす方法。
ポピュレーションアプローチは、リスクの高い人だけでなく集団全体に働きかけ、リスク要因の分布を全体として望ましい方向にずらすことで、疾病の発生を減らす方法です。一人あたりの効果は小さくても、対象が多いため集団全体への効果は大きくなりうる点が特徴です。\n\n具体例として、環境整備、制度・政策の変更(たばこ対策、食環境の整備など)、減塩の啓発キャンペーン、地域全体での運動習慣づくりなどがあります。健康の社会的決定要因の考え方は、このアプローチを重視する根拠にもなります。\n\n一方で、個人にとっての利益が小さく感じられ、動機づけが難しいことが課題です。実際の保健活動ではハイリスクアプローチと組み合わせて用います。