災害サイクル

災害の発生から復興、次の災害への備えまでを、急性期・亜急性期・慢性期・静穏期・準備期などの時期に分けて捉える考え方。時期ごとに保健活動の重点が異なる。

災害サイクルは、災害の発生を起点に、時間の経過に伴う被災地の状況変化を時期区分して捉える考え方で、時期によって求められる保健活動が異なることを理解するために用いられます。

一般に、発災直後から数日間の急性期(救命・救急医療、避難所の確保、安否確認など)、その後の亜急性期(避難所生活での健康管理、感染症予防、生活不活発病の予防、こころのケアなど)、仮設住宅や復興住宅での生活が続く慢性期(長期的な健康支援、孤立防止、コミュニティの再生など)、次の災害までの静穏期、そして備えを進める準備期に区分されます。

保健師は、平時の静穏期・準備期に、要配慮者の把握、避難行動要支援者名簿の整備、災害時の体制や連絡網の確認、住民への防災教育などを進めておくことが重要です。国試では、各時期の保健活動の優先事項を選ばせる形で出題されます。

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