第112回 保健師国家試験 午前問39(疾病の予防と管理)
Aさん(34歳、男性、会社員)は、妻(30歳)と長女(生後7か月)の3人暮らしである。妻と長女が乳児健康相談のため保健センターに来所した。妻から「夫が毎日20本以上喫煙しています。子どもへの影響が心配です」と保健師に相談があった。 保健師が確認するAさんの情報で優先するのはどれか。
- 禁煙経験
- 健康診査受診歴
- 職場の禁煙対策
- 自宅での喫煙場所
正答
「自宅での喫煙場所」
解説
受動喫煙による乳児への健康影響を評価するためには、まず子どもが日常的に喫煙の影響を受ける環境にあるかどうかを把握する必要があり、自宅での喫煙場所は最優先で確認すべき情報です。換気扇の下や別室での喫煙でも受動喫煙のリスクは完全には排除できず、具体的な喫煙状況の把握が、その後の禁煙支援や環境改善の働きかけの起点となります。改正健康増進法の受動喫煙防止規定(2020年4月全面施行)は多数の者が利用する施設を対象とし住居は規制対象外であるため、家庭内の受動喫煙対策は保健師による保健指導が果たす役割が大きいといえます。