第110回 保健師国家試験 午後問44(精神保健)過去問と解説
退院後2週、保健師はAさんの受診継続や断酒状況を確認するため、Aさんの自宅を訪問した。その際、Cさんからも話を聞くため、同席を依頼した。Cさんは「妹は通院していますが飲酒は続いています。お金に困っているのにお酒を飲むのをやめられず、妹もつらいようで、私がアルコール度数の低いお酒を買って届けています」と話した。保健師のCさんへの助言で適切なのはどれか。
- 「Aさんの趣味を探しましょう」
- 「同居してAさんが飲酒しないよう見守りましょう」
- 「Aさんにお金がないという現実に向き合ってもらいましょう」
- 「Aさんの飲酒に関する困りごとを代わりに解決しないようにしましょう」
解説
Cさんが低アルコール度数の酒を買い与えるなど、Aさんの飲酒に伴う困りごとを家族が肩代わりする対応(イネイブリング)は、本人が飲酒の結果に向き合う機会を奪い、依存症からの回復を妨げるおそれがあります。保健師はCさんに対し、Aさんの飲酒に関する困りごとを代わりに解決しないよう助言することが適切です。