第111回 保健師国家試験 午前問48(健康支援と社会保障制度)過去問と解説

発災後4日、B市は1次避難所を10か所開設し、避難用物資は行き届いている。各避難所の避難者には、授乳期の母子や後期高齢者、精神障害者も含まれている。C保健師が担当の避難所は中学校の体育館で、夜間の外気温は氷点下になるため昼夜を問わず閉めきり、一部の避難者は毛布をかぶり、館内で土足の靴を履いたまま過ごしていた。 C保健師の避難所での対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 個室空間を確保
  2. 館内で土足継続を推奨
  3. 避難者の持病の薬の確保を支援
  4. 避難者に仮設住宅への入居を案内
  5. 使用済みオムツの館内トイレでの保管を推奨

解説

発災後4日は「急性期」から「亜急性期」への移行段階です。 • a) 個室空間確保:✓ - 授乳期母子のプライバシー保護 - 精神障害者や高齢者の心理的安定 - 感染症予防(飛沫感染リスク低減) • b) 土足継続推奨:✗ - 衛生管理上不適切 - むしろ土足禁止が望ましい • c) 持病薬の確保支援:✓ - 高血圧、糖尿病などの薬が途絶えると重症化リスク高い - 医療機関との連携で薬剤確保は急務 • d) 仮設住宅案内:× - 発災4日では仮設住宅建設は開始されていない - 時期尚早で現実的でない • e) オムツ館内保管:× - 衛生管理上不適切(蝿、臭気、感染リスク) - 館外または密閉容器での保管が必須 避難所運営における衛生管理と健康保持が、この段階の最優先課題です。

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