第108回 保健師国家試験 午後問35(疾病の予防と管理)

社員500名のA社の保健師による従業員への働きかけで、ヘルスプロモーションにおける「健康を支援する環境づくり」に該当するのはどれか。2つ選べ。

  1. 事業所の敷地内を禁煙にする。
  2. 社員食堂で減塩メニューを提供する。
  3. 歯科衛生士によるブラッシング指導を行う。
  4. 禁煙を促すリーフレットを喫煙者に配布する。
  5. 定期健康診査の有所見者に面接指導を実施する。

正答

「事業所の敷地内を禁煙にする。」、「社員食堂で減塩メニューを提供する。」

解説

ヘルスプロモーションにおける「健康を支援する環境づくり」とは、個人の努力に頼らずとも自然と健康的な行動が選択できるよう、物理的・制度的な環境を整えることを指します。事業所の敷地内禁煙や社員食堂での減塩メニュー提供は、環境そのものを健康的に整える取り組みに該当します。ブラッシング指導やリーフレット配布、面接指導は個人への直接的な教育・指導的関わりであり、環境づくりとは区別されます。「健康を支援する環境づくり」は、WHOが1986年の第1回ヘルスプロモーション国際会議で採択したオタワ憲章が掲げる5つの活動領域の一つです。

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