第108回 保健師国家試験 午前問11(その他)過去問と解説
Aさん(35歳、男性、会社員)は身長170cm、体重60kgである。事業所の保健師は、Aさんから「先日、潰瘍性大腸炎と診断され、外来通院で治療することになりました。会社の食堂で食事をすることが多いため、気を付けることはありますか」と相談を受けた。 Aさんに対する保健指導で適切なのはどれか。
- 「脂肪の制限はありません」
- 「低蛋白質の食事を選んでください」
- 「食物繊維が少ない食事を選んでください」
- 「カロリーが高くならないようにしてください」
解説
潰瘍性大腸炎は大腸粘膜に炎症が生じる疾患であり、活動期には低残渣・低脂肪の食事が推奨され、食物繊維の多い食品は腸への刺激となるため控えることが望ましいとされています。蛋白質やエネルギーは炎症や下痢によって消耗しやすいため、むしろ十分な摂取が必要であり、低蛋白質や低カロリーを勧める指導は不適切です。