第107回 保健師国家試験 午後問23(疾病の予防と管理)
慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉について正しいのはどれか。
- 病状の進行に伴い肺は縮小する。
- 患者の多くは60歳までに診断されている。
- 非感染性疾患〈Non-Communicable Diseases:NCDs〉の一つである。
- 健康日本21(第二次)では新規患者発生数の半減が目標に設定されている。
正答
「非感染性疾患〈Non-Communicable Diseases:NCDs〉の一つである。」
解説
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は喫煙を主な危険因子とする生活習慣関連の慢性呼吸器疾患であり、がん・循環器疾患・糖尿病等とともにWHOが定める非感染性疾患(NCDs)の一つに位置づけられます。COPDでは肺の過膨張(気腫化)が生じ縮小するわけではなく、多くは60歳以降に診断される高齢者に多い疾患です。健康日本21(第二次)ではCOPDの認知度をベースライン25%(平成24年度)から80%(令和4年度目標)に引き上げることが目標として掲げられ、新規患者数半減という目標ではありません(なお実際の最終評価では34.6%にとどまり目標未達に終わっています)。