第107回 保健師国家試験 午後問9(健康支援と社会保障制度)

地域保健活動におけるソーシャルキャピタルの説明で正しいのはどれか。

  1. 集団全体の広いリスクを対象とした支援対策である。
  2. 住民が主体的に活動できるよう支援することである。
  3. 地域の人々の社会的な結びつきに関する資本である。
  4. 個人の認識に働きかけて行動変容を促すモデルである。

正答

「地域の人々の社会的な結びつきに関する資本である。」

解説

ソーシャルキャピタルとは、地域における人々の信頼関係、規範、ネットワークといった社会的な結びつきを「資本」として捉える概念です。地域のつながりが豊かであるほど住民の健康水準が高いことが多くの研究で示されており、健康の社会的決定要因の一つとして重視されています。集団への支援対策や行動変容モデルとは異なる、地域の関係性そのものを指す概念です。ソーシャルキャピタルは米国の政治学者ロバート・パットナムが「信頼・規範・ネットワーク」という要素で定義したことで広く知られるようになった概念です。

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