第107回 保健師国家試験 午前問54(高齢者保健)過去問と解説
次の文を読み54、55の問いに答えよ。 人口2万人のA市。高齢化率が34.7%で、高齢者福祉計画では「高齢者が安心・安全に暮らせるまちづくり」を目標に掲げている。A市の高齢者対策を担当するのは高齢福祉課、市直営の地域包括支援センターと社会福祉協議会であり、実務担当者が参加する地域ケア会議は毎月開催している。A市では、認知症高齢者の増加と徘徊などの問題が増えている。 A市の課題に対する地域包括支援センターの取り組みで、優先するのはどれか。
- 地域ケア会議に参加する関係者を増やす。
- 認知症高齢者の見守り体制を強化する。
- 高齢者の健康増進対策を推進する。
- 介護予防事業を拡大する。
解説
事例では認知症高齢者の増加と徘徊という具体的な地域課題が明示されているため、優先すべき取り組みはこの課題に直接対応する認知症高齢者の見守り体制の強化です。徘徊による行方不明や事故を防ぐためのネットワーク構築(見守りSOSネットワーク等)は喫緊の安全確保策として求められます。健康増進や介護予防事業の拡大は重要ですが、現時点で提示されている課題への直接対応としては優先度が劣ります。