保健師の受験資格は?大学・専門学校から試験までの流れ
保健師国家試験の受験資格を詳しく解説。大学ルートと専門学校ルートの違い、受験資格取得から合格までの具体的な流れを、これから進路を考える方にもわかりやすく説明します。編入や社会人からのルートについても触れています。
このページでわかること
- 保健師国家試験の受験資格の条件
- 大学と専門学校の違い
- 受験資格取得から試験受験までの流れ
保健師の受験資格とは?
保健師になるためには、保健師国家試験に合格する必要があります。
でも、誰でも試験を受けられるわけではありません。受験資格が必要です。
保健師国家試験の受験資格
- 看護師資格を持っていること(見込みを含む)が必須
- 保健師課程(1~2年)を修了していることが必須
つまり、「看護師になる → 保健師課程を学ぶ → 試験受験」という段階的なステップが必要です。
受験資格の詳細条件
保健師国家試験の受験資格には、いくつかの細かい条件があります。
基本条件
以下の1つを満たしている必要があります:
【1】保健師養成課程がある大学を卒業 → 看護学部 + 保健師課程を4年で学ぶ
【2】看護師養成課程(大学・短大・専門学校)を卒業 →看護師国家試験に合格 →保健師養成課程(1~2年の別途教育)を修了
大学 vs 専門学校:保健師資格取得ルートの違い
保健師資格を取得するルートは、大きく2つに分かれます。
ルート1:保健師養成課程がある大学(4年制)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校形式 | 4年制大学 |
| 学習内容 | 1~2年目:看護の基礎 / 3~4年目:保健師課程 |
| 卒業時点での資格 | 看護師国家試験受験資格 + 保健師国家試験受験資格 |
| 試験 | 看護師試験と保健師試験に同時受験可能(同じ年の2月に両方受験) |
| メリット | 4年で両資格が取得可能 / 講義内容が充実している / 研究指導が手厚い |
| デメリット | 4年間の通学期間が長い / 私立の場合は学費が高い(私立で総額600万円前後、国公立なら250万円前後が目安) |
このルートの受験生:高卒で大学進学した学生が多い
ルート2:看護専門学校 → 保健師専攻科(3年 + 1~2年)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校形式 | 看護専門学校(3年)+ 保健師専攻科(1~2年) |
| 学習内容 | 1~3年目:看護師養成課程 / 4~5年目:保健師課程 |
| 卒業時点での資格 | 看護師国家試験受験資格を取得後 / 保健師国家試験受験資格を取得 |
| 試験 | 看護師試験に合格後、さらに保健師試験を受験(時期がずれる場合もある) |
| メリット | 私立大学より学費を抑えやすい(専門学校3年+専攻科1年で総額300万~500万円程度が目安) / 実践的な知識を重視 / 早期に看護師資格が取得できる |
| デメリット | 2度の試験準備が必要 / 進路選択に2段階がある |
このルートの受験生:高卒で専門学校進学した学生、社会人経験者が多い
受験資格を得るまでの一般的な流れ
保健師試験を受験するまでに、実際はどのような流れを経るのか見てみましょう。
【大学ルート】保健師養成課程がある4年制大学の場合
高校卒業
↓
【大学1~2年目】看護師課程
- 解剖学、生理学、薬理学など基礎科目
- 看護の基礎知識
↓
【大学3~4年目】保健師課程
- 疫学、統計学、公衆衛生
- 保健師実習(市役所、保健センター等での実習)
↓
【大学4年2月】看護師試験 + 保健師試験受験
↓
【試験合格】→ 看護師 + 保健師として就職
ポイント:4年目の同じ時期に2つの試験を受ける
【専門学校ルート】3年看護専門学校 + 保健師専攻科の場合
高校卒業
↓
【専門学校1~3年目】看護師課程
- 看護師国家試験のための教育
- 臨床実習
↓
【専門学校3年2月】看護師国家試験受験
↓
【看護師国家試験に合格】
- 看護師として登録
↓
【保健師専攻科1~2年目】保健師課程
- 疫学、統計学、公衆衛生
- 保健師実習
↓
【保健師専攻科2年2月】保健師国家試験受験
↓
【試験合格】→ 保健師として就職
ポイント:看護師試験の合格後、1~2年してから保健師試験を受ける
保健師試験の出願・受験までのスケジュール
保健師試験の受験資格を取得した後、実際に試験を受けるまでのスケジュールは以下の通りです。
例:2月の試験を受験する場合
| 時期 | やること |
|---|---|
| 前年8月上旬 | 試験日程の官報公告 |
| 前年11月中旬~12月上旬 | 受験願書の受付(出願) |
| 1月中旬以降 | 受験票の交付 |
| 試験日(2月中旬) | 保健師国家試験実施(近年は金曜日に実施) |
| 3月下旬 | 厚生労働省から合格発表(試験の約5~6週間後) |
受験資格に関する Q&A
Q1:看護師資格がないと保健師試験は受けられない?
**A:その通りです。**看護師資格がない人は、保健師試験を受けることができません。
保健師になるには、必ず以下の順序を踏む必要があります:
- 看護師資格を取得
- 保健師課程を修了
- 保健師試験に合格
Q2:高卒でも保健師になれる?
**A:はい、なれます。**ただし、看護学校で3~4年間の教育を受けてからになります。
高卒 → 看護専門学校(3年) → 看護師資格取得 → 保健師専攻科(1~2年) → 保健師資格取得
Q3:看護師資格を取得してから何年以内に保健師試験を受けないといけない?
**A:期限はありません。**看護師資格さえあれば、何年後でも保健師試験を受験できます。
ただし、保健師課程の修了が必須なため、通常は看護師資格取得の直後に保健師課程に進む人がほとんどです。
Q4:社会人でも保健師試験は受けられる?
**A:はい、受けられます。**ただし、看護師資格を持っている必要があります。
- 看護師資格がある社会人:保健師課程を修了すれば受験可能
- 看護師資格がない社会人:まず看護学校で3~4年学ぶ必要があります
試験受験資格を確認するポイント
あなたが保健師試験の受験資格を持っているかを確認するチェックリストです。
受験資格チェックリスト
- 看護師国家試験に合格している(または合格予定)
- 保健師養成課程を修了している(または修了予定)
- 在学中または卒業後である
- 身体的・精神的に試験受験に支障がない
すべてに当てはまるなら、受験資格があります。
受験資格を取得したら、過去問で準備を始めよう
受験資格を確認したら、試験対策をスタートさせましょう。
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